生活雑貨とノンキ堂
千頭駅から徒歩で7分のところにある、ノンキ堂生田商店。
洗剤や文房具、衣料などを販売する、生活雑貨のお店です。
生活雑貨店でスイーツづくり???そしてチャイ???
謎の多いプログラムです。
スイーツとノンキ堂
雑貨店なのですが、スイーツ工房が併設されています。ドアを開けたとたんに甘い匂いに包まれます。
生田商店のオリジナルスイーツ担当、みのりさんに教えていただいて、ブルーベリー入りチーズタルトを作りました!
ブルーベリーとノンキ堂
バター・小麦粉・砂糖・卵黄を混ぜてタルト生地を作り、型に敷きます。クリームチーズのフィリングを流し入れてから、自家製ブルーベリージャムをぽとんぽとんと落とし、約40分かけて焼き上げます。
なんと!ノンキ堂生田商店はブルーベリーの栽培をする農家でもあるのです。
剣岳とノンキ堂
2009年に公開された、新田次郎原作・浅野忠信主演の映画「剣岳 点の記」。これについて、ノンキ堂の店内に展示してあります。またもや「???」。
タルトが焼けるのを待つ間に、ノンキ堂のご主人、生田八郎さんからお話を聞きました。
「剣岳 点の記」は、国土地理院の前進である陸軍測量部が、日本地図を完成させるため未踏の剣岳の測量に挑戦する物語。映画の中で松田龍平が演じた測量隊員、生田信(いくたのぶ)は、八郎さんの祖父なのです!
信さんの功績や映画のメイキング、俳優さん達との交流のお話を聞いて、映画を見たくなってきました。
インドとノンキ堂⁉
タルトが焼けるまでもう少しかかります。
ここでようやく「本格インドチャイ」の謎が明らかに。お菓子づくりを教えて下さったみのりさんのご主人はインド・ニューデリー出身。静岡の人々の人柄に惹かれ、静岡に住んでお仕事をされています。インドでは朝昼晩チャイが欠かせず、お客様にも必ずお出しするものなのだとか。それで、みのりさんも本格チャイを淹れるようになったのですね。
建築とノンキ堂
さて、焼きあがったタルトを持って智者の丘公園へお出かけ♪
と…ノンキ堂の壁にこんな看板。建築設計事務所でもあるのですね⁉
チャイとタルトのティータイム
智者の丘公園は、ノンキ堂から車で7分くらいのところ、山の高いところに見える公園です。
お茶会セットを持って行き、公園のテーブルでセッティング。ショウガとカルダモンを潰し、ブラックペッパーを加え、アッサム紅茶を小鍋で煮出してミルクを加え煮立てます。残念ながらあいにくの小雨でしたが、スパイスたっぷりのチャイは体を温めてくれました。
大井川を見下ろして
智者の丘公園は、千頭を見下ろす、こんな高いところにあります!時折、雲が下から湧き上がってきました。
公園内には、しだれ桜がたくさん植えられています。公園の大きさに比べて驚くほどたくさん、です!つぼみがふくらんできています。開花まであと少し。この公園が満開になったらきっと見事でしょうね!
「???」なプログラムは「!!!」に。驚きの連続、出会いの一日でした。ノンキ堂のみなさん、ありがとうございました!
おまけ。
昭和5年ごろのノンキ堂なのだそうです。
店の左右にショウウインドウを設置した、当時としてはおしゃれな雑貨屋さん!ノンキ堂という名前も面白いですね。